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国際芸術祭あいち開幕
STILL ALIVE ハッピーに
お茶目さん見どころレポート①

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 国内最大級の国際芸術祭「あいち2022」が7月30日開幕しました。WEB茶美会のレポーター「お茶目さん」。内覧会のあった29日、メインの愛知芸術文化センター(名古屋市東区)、一宮市の2会場を巡りました。国内外の出展アーティスト100組。このうち過半が集中する主会場の見どころを、作品に触発された即興ダンスを交えながら、駆け足レポートします。

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 テーマは「STILL ALIVE(まだ生きている) 今、を生き抜くアートの力」。さまざまな国籍、民族、ジェンダーのアーティストを糾合した今回の芸術祭。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる戦争に向き合った作品、お隣の韓国からの出展がないなど、ちょっと違和感を覚えないでもありませんが、コロナ禍、貧困、難民など、出展作家はそれぞれが生きている世界、文脈でSTILL ALIVEというテーマに向き合っていて、見応えがあります。

重たいテーマ、自己肯定感あふれるハッピーな作品とが混合。バランスがいいですね。

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このほか、一宮市、常滑市、名古屋市緑区有松地区の3エリアの見どころは、順次紹介します。

 芸術祭は、2010年から3年ごとに開催されこれまで4回にわたり行われてきた「あいちトリエンナーレ」を名称変更。前回の2019年は、企画展「表現の不自由展・その後」で慰安婦を表した少女像や、昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品をめぐり、抗議が殺到。大村秀章愛知県知事のリコール運動が展開され、リコール署名の大規模偽造が発覚。一連の騒動は余波を広げました。