子ツバメ全羽巣立つ
夕方は古巣でおねんね
水無月の拾穂園賑やか
WEB茶美会の事務所がある拾穂園に、今年もツバメが営巣し、6羽の子ツバメが全羽落ちこぼれなく、無事巣立ちました。
巣立ってから数日は、近くで飛行訓練をしては、ときどき巣に戻っては、ひしめき合って。親鳥にせかされては、また巣から飛び立って、空を舞う。おぼつかない舞姿が二、三日でみるみる上達し、燕尾服を颯爽と翻して曲芸飛行をさまざまに披露します。燕返しのキレが鋭くなってゆきます。
それでも夕方になると、巣に戻ってひしめきあって、眠りに落ちます。巣立ちから4日目になりましたが、今夕も巣に戻ってきました。
ツバメの糞害を嫌う人もいますが、巣作りから巣篭もり、ヒナの誕生、親鳥の奮闘、すくすく育ったヒナたちが巣立つまで。野鳥の生態を間近に観察できる経験は、ほかにはあまりないことです。見ているだけで、とても心が癒され、励まされます。
拾穂園の周りは、ツバメの群舞が見られて、賑やかです。