第59回ねんげ俳画展
巧拙超えた洒脱な詩情
昭和初頭から続く俳句の会「ねんげ句会」は名古屋市中区の妙香園画廊で「第59回ねんげ俳画展」を開催しています。会員17人による約50作品を展示。3月8日まで、無料。
わが国推理小説の草分けの小酒井不木が創設した伝統ある句会で現在は、絢爛たる幻視的な作風で知られる俳人で美術・舞台芸術評論家の馬場駿吉さんが句会をリード。香道志野流の香道家水谷三佐子さん、WEB茶美会の「一分閑話」の寄稿者で書家・ぎゃらり壺中天の服部清人さん、エッセイストで八事山興正寺住職の西部法照さんら、中部地区の芸術関係者、趣味人でもある経済人が同人です。
月1回ペースで吟行し、各人の秀句10句を選んで句集を発行、会場で頒布しております(100円)。俳画展には、それぞれの秀句3句に俳画を添えて、色紙として出品しました。
お歴々の中には、茶美会日本文化協会の事務局・本部茶室のある「拾穂園」での茶会に来遊した方々が少なからずいます。
さて、書は人なり、巧拙を超えて人柄がにじみ出るよう。写実あり、幻視あり、俳句の世界と一体となった絵とあわせて、巧拙を超えた個性、詩情が楽しめます。
WEB茶美会編集部が心惹かれた俳画を抜粋して、掲載します。ご覧ください。