見る・遊ぶ

見る・遊ぶ

世界遺産 尾張津島天王祭
信長も秀吉も愛でた歴史巻絵
6年ぶり正常開催

IMG_1020.JPG

 織田信長も豊臣秀吉も愛でたユネスコの世界無形文化遺産で、国の重要無形民俗文化財に指定されている愛知県津島市の「尾張津島天王祭」が2023年7月22、23日、天王川公園を会場に開かれました。

IMG_0971.JPG

 台風や新型コロナウイルス感染症による影響で、過去5年間は中止、縮小を余儀なくされてきました。6年ぶりに通常開催となり、大勢の見物客でにぎわいました。IMG_0974.JPG

ただ、5年間中断同然の影響は大きく、児童たちによるお囃子「津島楽」の伝承や、まきわら船を操る操船手の経験不足によるもたつきなど、課題を残したようです。

IMG_0975.JPG

 一方で、外国人観光客を意識して英語、中国語、韓国語の多国語による会場アナウンスが登場。また、祭り初日の22日は、最大の見せ場である宵祭のまきわら船見物をほぼ独占したきた桟敷席から、スダレやまん幕を外させ、一般客が竹の柵越しに水上で繰り広げられる川祭りを見物しやすくしたり、煌々と照らす電灯を一時的に一斉消灯して昔の風情を演出したり、祭りの様子を上空からドローンで撮影したり、時勢に応じた工夫が見られました。600年の歴史に新たな1ページを加えたようでした。

IMG_0987.JPG
WEB茶美会は、五艘のまきわら船が寄港するお旅所近くの桟敷席から、幻想的な宵祭を取材しました。

IMG_0990.JPG

IMG_1012.JPG

IMG_1020.JPG

IMG_1023.JPG

23日は朝9時10分から、朝祭が古式ゆかしく行われました。

@sabiejapan.com