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　愛知県内4会場で７月30日開幕した国内最大級の国際芸術祭「あいち2022」。WEB茶美会のレポーター「お茶目さん」は、毛織物産地・尾州として栄えた愛知県一宮市中心部に点在するサテライト会場を巡りました。

　おりしも、日本三大七夕まつりの一宮七夕まつりが3年ぶりに華やかに開催中でした。街中がわきたっているよう。毛織物工場で働く女工さんたちを織姫に見立て、七夕まつりも女工さん＝織姫の連想から始まったとか。「STILL ALIVE（まだ生きている）　今、を生き抜くアートの力」の芸術祭テーマに呼応して、羊毛を紡ぐ羊への愛と織姫愛、毛織物産地の歴史と伝統に根ざした作品があちこちに見られました。

　　愛知ゆかりの国際的人気画家、奈良美智の最新作が会場いっぱいに飾られた「オリナス一宮」。医療・介護の授業設備を備えた元看護学校の校舎では、キモカワ系の映像作品２件「西瓜姉妹（ウォーターメロン・シスターズ）」と「ケイリーン・ウイスキー」が強烈ですよ。ジェンダーの垣根を越えたり、先住民の自己愛、民族愛に満ちたキモカワ系の映像作品は必見です。