和太鼓精鋭・神谷俊一郎さん
拾穂園訪れ芸術談義に触発
茶・庭に癒されて
和太鼓の精鋭グループ「まといの会」を率いる、和太鼓奏者の神谷俊一郎さんが2022年6月9日、WEB茶美会の本部事務所がある愛知県稲沢市の拾穂園を来訪しました。
まといの会が神谷さん演出・主演で5月に名古屋・千種座で初演した公演「ジッグラト」について、WEB茶美会の長谷義隆氏が舞台評を掲載。これを読んだ神谷さんがぜひお目にかかりたい、と手紙がWEB茶美会に届いたのが縁で、初対面となりました。
同公演で主役級の活躍をしたスペイン舞踊家の加藤おりはさんが取り持ちし、有楽流の点前で、お茶を一服差し上げました。神谷さんは、打ち水に洗われた緑の拾穂園の風情に心癒されたようすで、加藤さんの優美な点前、所作に見とれていました。
バベルの塔の物語を踏まえた異色の総合舞台公演ジッグラト。これをさらに完成度の高いものにしたいと熱望する神谷さんは、長年さまざまな舞台芸術を見続けて造詣のある長谷氏の指摘、助言にすこぶる熱心に耳を傾けておりましたが、次に生かしたいからと話をメモさせてくださいと、持参したノートパソコンを開いて、打ち込んでいました。
「鼓童」出身の神谷さんは、いずれ世界に打って出るだろう才能と見込んでおります。3人の懇談、芸術談義は3時間余に及びました。
次につながる種まきになったようで、加藤おりはさんを軸とする今後の映像製作活動に対して、神谷さん側がサポートしてくれることを約束してくれました。