万葉抄
「新・秋の七草」を選ぶなら
秋海棠の可憐さよ
「新・秋の七草」を選ぼうという試みがなされたことがありました。
昭和10(1935)年のことです。東京日々新聞社(毎日新聞社の前身)が当時の著名人人7から一つずつを挙げてもらって「新・秋の七草」を選んだのです。
顔ぶれは次のとおりです。
葉鶏頭(長谷川時雨)
コスモス(菊池寛)
彼岸花(斉藤茂吉)
赤まんま(高浜虚子)
菊(牧野富太郎)
おしろい花(与謝野晶子)
秋海棠(永井荷風)
皆様ならば?
私は、この秋海棠(しゅうかいどう)も好きだし、吾亦紅(われもこう)や杜鵑(ほととぎす)、秋明菊(しゅうめいぎく)も入れたいなぁ...。
文・写真 内藤 啓