知る・学ぶ

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万葉抄
利休忌は菜の花
旅箪笥に供え

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 古来、利休忌には菜の花を供えるのが慣わしとなっており、

千家では利休像に古銅または竹の経筒に入れて供えているそうです。

利休自刃のときに入れられていたという言い伝えがあります。

 利休忌は別名「菜の花忌」とも呼ばれ、

初釜からこの日までは茶席に菜の花を入れないとも言われています。

利休居士が考案された旅箪笥に、和紙に包んだ菜の花を供えました。

 文・写真 内藤 啓