知る・学ぶ

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万葉抄
柚子湯気分 冬至の一輪
邪気払う鬼柚子に椿

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 今日12月22日は冬至。

柚子湯は冬至の日に行う禊(みそぎ)の風習です。

冬至に柚子湯に入るのは、運を呼び込む前に体を清めるという意味があります。
 と言っても、これは、鬼柚子。

名前に「柚子」と付いていますが、実は柚子の仲間ではなく、文旦の亜種です。ごつごつとした皮が特徴で、まるで鬼の顔のような姿から

邪気を払う縁起物として、年の瀬からお正月の飾りものとして

使われます。

 鬼柚子を花入に見立てて、椿を一輪入れました。

 文・写真 内藤 啓