知る・学ぶ

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万葉抄
よみがえる一期一会
花蘇芳と貝母百

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 3年前の今頃、最後に茶事をした際、

花蘇芳(はなずおう)と貝母百合(ばいもゆり)を

亀甲竹の掛け花入に入れました。

その時より、花蘇芳が咲いています。

 コロナ禍で絶たれた茶事の楽しみ。
 お茶は一期一会。

この二つの花を組み合わせるたびに、

思い出が鮮やかに蘇ります。

 文・写真 内藤 啓