知る・学ぶ

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野趣あふれるサプライズ室礼
拾穂園四季の茶の湯&茶器研究会
次回は「高麗青磁・雲鶴・三島」編

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 玄関上がり端が、なんと床の間に! 尾張徳川家の殿さま御成りの茶室「拾穂園」で第2回四季の茶の湯&茶器研究会です。2022年3月27日、愛知県稲沢市で行われました。常は受付、記帳などを済ませる上がり端ですが、この日は玄関を通せんぼ。お客は踏み石伝いに露地口から席入りして、茶席に進みました。

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 桃山時代の信楽大壺に、桜花、花桃、サンシュユ、雪柳、紫陽花の若葉の5種を投げ入れ。春雨を歌った風雅を愛した大名、松平義建の短冊を掛けて。お客は掘りごたつ式のテーブルに安坐して、有楽流の点前のエッセンスを凝縮した盆略点前「茶美会テーブル茶道茶道」により、お茶を楽しみました。

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 この日のお茶は、桜が見ごろになった園内の花見の薄茶2席。吊り釜、旅箪笥の野点気分にあふれる広間席で一服喫した後、板の間茶室「風月」で野趣に富んだ「茶箱」気分のお茶を楽しみました。本格派の茶器を用い伝統、定石を踏まえて、趣向によっては大胆にサプライズのある創意工夫を凝らすのが、拾穂園の茶の湯です。

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 茶の湯2席の後は、好評の茶器研究会。本年の通しテーマ「高麗茶碗」の第2回は、伝世するものが数少ない 御所丸、金海 を手にとって鑑賞。講師の拾穂園主の長谷義隆が、それぞれの本歌、後の時代の写し「御本」、国焼の写しを披露して実地に解説しました。作為あふれる桃山時代の織部焼以上に、強烈なエネルギーを放つ御所丸茶碗に、感嘆の声が上がりました。

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 2022年4〜5月の拾穂園並びに茶美会(さびえ)日本文化協会の催事は以下のとおりです。ご来場お待ちしております。なお、拾穂園の催事は小人数のため茶美会日本文化協会の会員優先となります。

◉ 4月7日(木) 名古屋・上飯田「志ら玉」木曜会月釜 亀井猛翁・大川やす子女史追善茶会 一般2,000円(当日券あり)
◉4月17日(日)  拾穂園 茶事の愉しみ 陽春編11:15~
(聞香一種、炭手前、懐石、濃茶、薄茶) 満席
◉4月28日(日) 拾穂園四季の茶の湯&茶器研究会
第3回晩春編&高麗茶碗III 高麗青磁・雲鶴・三島編
10:30~  14:00~
◉金城茶会 茶美会テーブル茶道席 5月1日(日) 茶券1,000円(当日      券あり)別途入城料
名古屋城・猿面茶席ででシックな新時代の茶会
◉5月19日(木) 拾穂園四季の茶の湯&茶器研究会
第4回初風炉編&高麗茶碗Ⅳ 熊川・堅手・玉子手編
10:30~  14:00~

◉5月29日(日)  拾穂園 茶事の愉しみ 五月雨編 11:30~ 一般
(聞香一種、懐石、炭手前、懐石、濃茶、薄茶) 残席わずか

※現今の情勢に鑑み、内容など変更になることがございます。

 詳細は、メールでWEB茶美会に問い合わせください。
茶美会日本文化協会の各種会員は優先予約・ご優待。会員同伴者にも割引優待。
申し込みはメールsabiejapan2021@gmail.com
電話 080(5138)8001=茶美会日本文化協会・長谷