知る・学ぶ

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万葉抄
寒中の白梅
一輪ほどの暖かさ

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 先日の降雪が嘘のように、寒中ながら日中は気温がかなり上がりました。
知人からいただいた大好きな梅を見ると、服部嵐雪の俳句
「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」を思い出します。
 「梅」という言葉があるので「春」に詠まれたと認識されることが多いですが、

詞書(俳句のまえがき)に、「寒梅」という季語が出てくるので「冬」に詠まれた俳句となるそうです。
寒い日々が続きます。ご自愛くださいませ。

 文・写真 内藤 啓