知る・学ぶ

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万葉抄
ひねくりし 一輪椿 活け得たり

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 山を散策中、正岡子規の句にあるような、ひねくれた枝ぶりの椿を見つけました。

花入に入れるのは難しいけれど、どんなふうに入れようかと考えるのは、

楽しいひとときでもあります。

 和名ツバキの語源については諸説あり、葉につやがあるので「津葉木」とする説や、

葉が厚いので「厚葉木」と書いて語頭の「ア」の読みが略されたとする説などがあり、

いずれも葉の特徴から名付けられたとみられているそうです。

 文・写真 内藤 啓