万葉抄白く可憐な姫空木麗しき卯の花月夜に 2021.05.28 五月山 卯の花月夜 霍公鳥 聞けども飽かず また鳴かぬかも 詠み人知らず 青葉の美しい五月の山。月の光が白い卯の花を照らし出す。こんな麗しい夜に、どこからかホトトギスの鳴き声。いくら聞いても飽きない。もう一度聞きたい、あのさえずりを。 美しい月夜の情景に、男女の秘めやかな逢瀬が重なります。 姫空木は「万葉集」に、なんと24首も詠まれた花。 白く清楚な花は、今も昔も人々の心を捉えて離しません。 地面に向かって斜め下に咲く、その特性を活かして入れました。 文・写真 内藤 啓 #2021 #5月#内藤啓 #万葉抄 #姫空木 #知る・学ぶ #花 #茶美会