茶風と点前が表裏一体
織田有楽斎の哲学映す
没後400年事業の講演会
織田有楽斎没後400年記念事業
講演「信長〜有楽〜貞置 知られざる織田家茶道」第2回が、2021年5月21日、名古屋・八事山興正寺で開かれました。
講師の有楽流茶道家の長谷義隆は、有楽流の点前はさまざまな所作の型が現れては消え、点前の型が織田家の武芸や有楽斎の思想、人生観を象徴していることを紹介しました。
戦国の世にあって戦に身を投じつつも、争いを好まず平和主義だった武人、織田有楽斎の生涯をたどり、その人生哲学が、有楽流の点前に息づいていること、有楽斎の茶風と点前が表裏一体であることを語りました。
講演後は、日本の伝統文化である茶道、書道の所作の型と、スペイン舞踊の伝統の型に相通じることを見出して新たな映像美を創出した作品「ORIHA KATO Wabi-Sabi PROJECT 」 を上映しました。企画・主演した加藤おりはと、茶道監修した長谷義隆がアフタートークしました。
最終回は6月21日午後1時半から、名古屋市地下鉄八事駅下車、八事山興正寺の光明殿2階ホールで開催します。参加料千円。
主催・NPO法人茶美会日本文化協会
参加申し込みはメールで。
sabiejapan2021@gmail.com