WEB茶美会を祝福
茶華道ニュース紙が大きく紹介
後継メディア誕生「応援」
中京圏を中心にお茶・花・芸どころの話題や情報を、スマホやパソコンで手軽 に読めるネットメディア「WEB茶美会(さびえ)」(sabiejapan.com)が5月1日誕生しました。中京圏は昔から茶の湯、生け花、芸能が盛んな「茶どころ」「花 どころ」「芸どころ」。その話題と情報をカバーし的た創刊38年、紙齢910号 を重ねる専門紙「茶華道ニュース」が、5月1日付をもって廃刊になリました。これを 受けて、茶人で茶道・舞台芸術ジャーナリスト、地元紙の名物記者として健筆を 振るう長谷義隆氏が、その後継メディアを作るべく責任編集するニュースサイト を立ち上げた。その狙いと抱負を聞きました。(以下、茶華道ニュース編集・発行人粥川勝則氏の承諾を得て、転載します)
-ネットメディアを立ち上げた理由は。
「長年愛読していた茶華道ニュースさんが、一年前の紙面で廃刊を予告。これ は、なんとかしなきゃ、と思いました。自分を含めてお茶やお花の愛好者たちが 困っちゃうな、と。誰か後継者はいないか。周囲を見渡しましたが、どうも適任 者が見当たらない。自分でいうのもおこがましが、私は茶道はもちろん生活文 化、芸能、芸術に明るく、取材現場が好きで新聞社の第一線で『生涯一記者』と して働いてきました。今も現役です。それなら、私がやるべきだと。そう思って 昨年夏から構想を練って、準備をしてきました」
「実は尊敬する茶華道ニュースさんが廃刊後、オンライン専門紙に移行するよう なら、WEB茶美会は読み物中心でと、棲み分けを考えておりましたが、編集・ 発行人の粥川ご夫妻ができたらすっぱりやめたい、というお話を聞いて、茶華道 ニュースさんが担っていた中京茶華道界の情報フォーラムの精神を汲むべきだと 思いました。催事情報も充実させる方針に変えました。必要とされる情報に応 え、皆さんに支持されるサイトでありたいと思います」
-どんな、サイトになりますか。
「日々新た、親しみやすさ、そしてコクのある記事がモットーです。紙の媒体と は違うネットメディアならではの速報性と、初めて読む方にも分かりやすく、視 覚に訴える画像を多用します。そして、『茶丸』『お茶目さん』「愛犬さびぃ』 のマスコットキャラクターも活躍します。専門家の方にも読んでいただける、コ クのある記事を目指します。これは、長年、新聞社の一線で取材活動をしてきた わたしのモットーでもあります」
-具体的には。
「新着情報がまず、目に飛び込むようなレイアウトになります。そして、催事情 報が一覧できるコーナーに加えて、『見る・遊ぶ』『知る・学ぶ』『味わう』 『特集』欄を設けて、それにふさわしい話題や情報を、さくさく開いていけるよ うにします。見て楽しく、癒やされ、季節感にあふれ、読めば引きこまれるよう なレポート、ういういしくポップな茶道動画でインスタグラムで人気の『お茶目 さんレポート』なども、盛り込んでいこうと考えております。特集では、わたし がこれまで掘り下げてきた中京圏の茶道史、芸能史などのアーカイブ記事も載せ てゆきます」
-スタッフは。
「取材記者兼編集長の長谷義隆を軸に、これからWEB茶美会の目的、事業に賛同 する寄稿者を増やしてゆきます。WEB茶美会のコンテンツ会員や、サイトの運 営・制作をするNPO法人の協力会員、賛同会員になっていただくと、会員が関 わる催事の告知やレポート記事を提供いただけます。情報を一方通行で流すだけ でなく、読者と情報を双方向でやりとりすることにより、WEB茶美会のコンテ ンツを充実させていきたいと思っております。もちろん、編集長の判断で掲載で きるか判断し、時に手直しすることがありますが」
-運営・制作のNPO法人(特定非営利活動法人)は、どんな団体。
「茶美会(さびえ)日本文化協会といいます。昨年8月に設立発起人会を開き、 同10月に陶芸家、舞踊家、書家、茶道家ら理事7人、監事1人の体制で設立総 会を開きました。愛知県から設立認証されたのが今年2月5日。内閣府NPO ホームページにも定款がアップされている、公的に認証された団体です。織田信 長、豊臣秀吉、徳川家康のふるさと愛知から、天下取りの三英傑がリードした創 造性あふれる桃山文化の精神を汲み、画一化が進み多様性が失われている茶道文 化に風穴を開けます。同時に、洋室・洋服で楽しめるバリアフリーの茶美会テー ブル茶道にも取り組み、伝統文化の裾野を耕します。ネットメディアWEB茶美 会もその活動の柱の一つです」
-ネットでの情報、文化発信とともに、実際の文化活動もしますね。
「ことしは愛知が生んだ武将茶人織田有楽斎の没後400年です。独創性あふれ る国宝茶室・如庵に、有楽斎の剛健かる洗練された茶風が如実に表れていること は、皆さんご存じだと思います。わたしは今から20年ほど前、信長を初祖とし て有楽斎を流祖とする茶道尾州有楽流が滅びかけていることを知りました。中日 新聞紙上でその無形文化財的な流儀が風前の灯火となっていることを警鐘を鳴ら したところ、大きな反響があり、以後、わたしのライフワークの一つとして歴 史、由緒ある有楽流を次代に誇りある形で次代に受け渡したいと、復興運動に情 熱を注いできました。有楽流の末端にある者として、流祖400年のメモリアル イヤーに記念行事をすることは大切ですが、単に追善茶会を催すにとどまらず、 これを契機に茶道文化の振興、和の美、茶の美に多くの人が出会う場にしたいと 考え、同志を募って今年11月27、28日の土日に、茶美会第1回大茶会を開 催する運びになりました」
-これまでにないユニークなお茶会フェスティバルになりそうです。
「この企画を、私の茶室・拾穂園で開いた茶事や茶会に客さまとして来園くだ さった八事山興正寺の西部法照住職に相談にいったところ、住職から『とても有 意義な文化企画だ』と賛同いただき、八事山に抱かれて茶室群が広がる興正寺で の開催が決まりました。流儀を超えて裏千家、宗偏流、花道家、そして有楽流 が、濃茶、薄茶、アーティスト席をそれぞれ受け持ち、さらに当日ふらっと来て もだれでも楽しんでもらえる茶美会テーブル茶道席を設けます。お茶を通してさ まざまなジャンルとの交流、協同を図るため、和の美、茶の美をテーマにしたラ イブパフォーマンス席、ライブの合間には茶道・書道に触発されて制作されたダ ンス映像作品の上映をする計画です。茶道愛好者のための茶会に終始するのでは なく、伝統文化、あらたな芸術表現に接してもらう大茶会にしたいと意気込んで います。実行委員会形式で主催しますが、その運営母体にNPO法人茶美会日本 文化協会がなります。この茶会を支えてくださるスタッフを募集しております。」
-WEB茶美会はどう回してゆきますか。
「ネットメディアを、商店にたとえると、それなりに魅力ある店構えにして、 ロゴやキャラクターも作って、品揃えよくお店に展示するには、その道のプロに 頼む必要があります。サイト構築、維持運営にはそれなりのお金が必要です。コ ロナ禍で加速したネット決済のシステムも導入します。これらのシステムを維持 し、さらに取材活動、コンテンツ充実を図るには費用が必要です。これらを非営 利でやってゆくわけですが、たとえNPOであっても赤字が膨れあがっては継続 できません。どうぞ、生まれたばかりの新メディア、WEB茶美会のサポーター になって支えください。コンテンツ会員(会費は3カ月ごと1500円)の入会 キャンペーンとして2021年6月末まで、無料視聴できますので、どうぞアク セスしてみてください。会員登録していただいた会員が関わる催事は優先的に掲 載をします。情報提供ともども、お待ちしてます」
◎茶美会会員
入会金、会費
正会員(個人) 入会金 5,000円 年会費 10,000円
正会員(団体) 入会金 10,000円 年会費 20,000円
協力会員(個人) 入会金 5,000円 年会費 5,000円
協力会員(団体) 入会金 10,000円 年会費 10,000円
賛同会員(個人) 入会金なし 年会費一口 5,000円
賛同会員(団体) 入会金なし 年会費一口 30,000円
コンテンツ会員 入会金なし 会費3ヶ月間 1500円
サイトアドレス sabiejapan.com
◎正会員・協力・賛同会員・コンテンツ会員特典
WEB茶美会の有料コンテンツの視聴、情報提供
メールマガジンの受信 茶美会日本文化協会の主催、推薦催事、受託 した各種茶会、イベントへの優待、招待。
口数に応じて、拾穂園で開催の茶会、茶事、催事への優待、あるいは招待
◎賛同会員特典予定
WEB茶美会の有料コンテンツの視聴、情報提供
メールマガジンの受信 茶美会日本文化協会の主催、推薦催事、受託 した各種茶会、イベントへの優待、招待。口数に応じて広告掲載
特定非営利活動法人茶美会日本文化協会 法人口座
大垣共立銀行佐織支店(支店番号076)
普通口座 番号 398007
名義 トクヒ.サビエニホンブンカキヨウカイ
◎WEB茶美会・NPO法人茶美会日本文化協会 事務所
〒492-8456 愛知県稲沢市氷室町630番地 拾穂園
NPO法人茶美会日本文化協会内
WEB茶美会編集長 長谷義隆
携帯:080(5138)8001
メール:sabiejapann@icloud.com
長谷義隆(はせ・よしたか) プロフィール
NPO法人茶美会日本文化協会筆 頭理事、WEB茶美会編集長、茶道有楽流拾穂園主。茶道・舞台芸術ジャーナリスト。長年、地元紙(中日新聞)で芸能・文化方面の専門記者として健筆を振る い、2005年から現在まで名古屋市民芸術祭審査員、2019年から現在まで愛知県芸 術選奨選考委員を務めるなど、各種コンクール、文化賞の審査・選考に携わる。