知る・学ぶ

知る・学ぶ

万葉抄
阿蘭陀海芋=カラーの由来
「美」か「襟」か

IMG_6058.jpg

 花びらに見える苞(ほう)を1枚、くるりと巻いたシンプルな花、カラー。
カラーの名前はギリシャ語のカロス(美の意味)に由来するという説、

カトリックの尼僧がつける襟(えり)、つまりカラーに似ているからという説があります。
 和名の阿蘭陀海芋は、オランダ船によって運ばれてきた、サトイモに似た根をもつ花という意味。

江戸後期の1843年に、日本に渡来したとされています。
 文・写真 内藤 啓