箏とピアノで癒す"愛の蝶"
浅井りえさん相次ぎ新盤
『Once in a blue moon』キャンペーン
バイリンガルの箏アーティスト浅井りえさんが2023年4月9日、名古屋・栄のタワーレコード名古屋パルコ店で、ピアニスト松田由衣さんとのデュオアルバム『Once in a blue moon』の発売を記念して、ミニライブを行いました。16日午後3時からは、名古屋・矢田のHMV イオン名古屋ドーム前特設会場でも観覧無料のミニライブがあります。
浅井さんは今年になって2枚のアルバムを立て続けにリリースしました。日本とオーストリアの芸術家たちがウィーンに集まり、 平和を祈念しておこなわれたメモリアルコンサートのライブ盤『安寧の祈り』を2023年1月に発売。これが好評で売れ切れ続出。第2弾のCDリリースが決まり、Once in a blue moonが3月25日に発売されました。大手レコード店も後押しし、全国5カ所での実演と即売・サイン会を行うキャンペーン展開中です。
地元のタワーレコード名古屋パルコ店でのライブには、ファンも駆けつけて盛況でした。冒頭、松任谷由実さんの「春よ、来い」を13絃箏の華麗な編曲を交えてカバー。ぐっと盛り上げて、自身の作曲した新アルバム収録した『安寧の祈り』第2楽章を、ピアノ合奏版でしっとり演奏しました。松田由衣さんは英国の大学院を修士号を取得後、帰国して活躍する新進です。
CDジャケットを描いたトルコ出身の木炭画・水彩画アーティスト、フィリズ・オズデュルクさんも加わってトーク。墨を流したような文様を背景に舞う青い蝶々を描いたジャケットについて、オズデュルクさんは「日本に来て墨絵を学びました。墨流しの技法はトルコにもあります。蝶々は美しく大好き。トルコでは愛の象徴で幸運を運ぶ縁起のいいものなのです」と語りました。
Once in a blue moonは、めったにないという意味の慣用句。浅井さんは「わたし達の新アルバムは、青い月夜に羽ばたく蝶々のよう。癒しの音色である日本のお箏のサウンドをぜひ、皆さんの元に置いてほしい」とアピールしました。
オズデュルクさんは駐名古屋トルコ総領事夫人。国際支援活動に長年取り組む浅井さんと母親の箏曲家浅井大美子さんは、2月6日のトルコ大地震を受けて、翌日にはチャリティコンサートを展開。新作CDの売り上げの20%を、在名古屋トルコ共和国総領事館に寄付することを決定しました。