知る・学ぶ

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万葉抄
風と戯れる萩の花

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 萩は、風のないときでも、風を誘い寄せ、風と戯れるように揺れる姿に趣きがあります。

 萩は、万葉人によって最も愛された花。万葉集の花の歌の中では、梅よりも多く、百四十首以上も詠まれているます。
 漢字からして、秋を象徴している萩。万葉人にとって秋の草花と言えば萩だったのですね。
 長月に入ったと同時に、我が家の萩も咲き始めました。

 文・写真 内藤 啓