重陽の節句に
苔むす茶庭を愛で
清遊気分の茶道稽古
「まるで野点みたい」
苔むす茶庭に面した広間席の障子を開け広げて、お茶の稽古を行いました。点前座の先に広がる庭は、秋雨でしっとり。寂を破るのは、軒先から落ちる雨だれの音。「聴雨」の茶境です。
床の間には、9月9日の重陽の節句にちなんで、江戸前期の狩野派の菊竹の画賛がかかります。
朝方咲いていた白と紫の朝顔二種は、お昼近くになるとみるみるしぼみ、茶花の変化に時の移ろいを感じます。
常の稽古ながら、まさに清遊の一会。WEB茶美会の本部事務所がある有楽流拾穂園(愛知県稲沢市)のお茶の稽古のひとコマです。
有楽流拾穂園は、入門希望者を対象に見学随時受け付けます。
問合はメールで。sabiejpan2021@gmaii.com