万葉抄秋の七草、女郎花禁花も時代が変わり茶花に 2021.08.09 万葉の歌人・山上憶良 秋の野の花を読める歌2首 「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」「萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」 秋の七草の女郎花(オミナエシ)は、 とりたてて美しいと思う花ではないと思うのですが、 寂しそうに風に揺れる姿が、憶良の琴線に触れたのでしょうか。 利休茶道の書「南方録」では、女郎花の字面からか、茶花には向かない禁花とされましたが、 時代は変わり、昨今では茶花として使われています。 文・写真 内藤 啓 #2021 #8月#内藤啓 #万葉抄 #女郎花 #知る・学ぶ #花 #茶美会