知る・学ぶ

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万葉抄
露草色に魅せられて 早起きし野山で摘む

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  早朝に咲く露草の花にちなんだ明るい薄青色は、露草色と言われます。
 この色に魅せられ、毎年、早起きし、近くの野山で摘むのですが、あっという間に萎んでしまいます。

 万葉の時代には摺染(すりぞめ)に。
また簡単に脱色できる特性から、現在でも友禅や紋染の下絵作業に用いられています。
 露草に添えた小さな星型の花。「イソトマ」の花言葉の一つは「嬉しい知らせ」です。

 文・写真 内藤 啓