知る・学ぶ

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万葉抄
微かな風にも散る沙羅
鈍色の空に映す詩情

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 雨を含んだ沙羅の蕾は繊細で、微かな風にも容易に落ちてしまいます。
鈍色の空の下でひそかに咲き、散り急ぐ姿に詩情をそそられた作家も多いようです。
たくさんの落ちた花々から一輪拾い、お気に入りの硝子の皿に入れました。 

文・写真 内藤 啓