暮らしに生きる「お茶」を
名古屋・公民館茶室を活用
茶美会テーブル茶道
武家茶道のサムライスピリッツを宿したシンプルな現代版茶道「茶美会(さびえ)テーブル茶道のワークショプが2021年6月13日、名古屋市西区の市立山田地区会館茶室で開かれました。コロナ禍の緊急事態宣言中、感染症対策を徹底し、八畳間に一回お客様4、5人に絞っての開催でしたが、延べ4回、各回ともほぼ満席の盛況でした。
この催しは、スポーツ、文化関係に活発な利用がある地区会館の中で、利用が低調な茶室の利用促進を図るため、会館を指定管理会社コスモコンサルタント社と、現代生活に有用な茶道「茶美会テーブル茶道」の普及、振興を図っているNPO法人茶美会日本文化協会がタイアップ。初めて、開催したものです。
茶室に白布を敷いたテーブル、椅子席を持ち込んだ立礼式。指導講師の同協会理事の長谷義隆さんが、茶道には「見立て」という、本来茶道用として作られたものでない物を、お茶に活用し、その趣向を楽しむ文化があることを説明。この日は、旅先の竹細工店で求めた竹で編んだ魚籠を花入に、離島の土産物屋で求めた美しい檜扇貝を香合に見立て、一工夫して暮らしに潤いをと話しました。
茶美会テーブル茶道ならでは、シンプルかつ優美なお点前、所作を披露した後、参加者はお抹茶点てに挑戦。クリーミーな泡立ちを目指して、茶筅を振っていました。
今月19日(土)には、名古屋市港区の南陽地区会館でも行われます。
また、同じく21日(月)午後1時半から、名古屋・八事の八事山興正寺光明殿2階ホール&会議室で、
織田有楽斎没後400年記念事業 講演「知られざる織田家茶道 信長〜有楽斎〜貞置」(講師長谷義隆氏)&茶美会テーブル茶道ミニ茶会が開かれます。当日券1000円。
21日の申し込みは、メールで。sabiejapan2021@gmail.com