特集

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一器・一花・一菓
春牡丹投げ入れ二様
拾穂園茶事の愉しみ

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 尾張徳川家殿様御成りの由緒を持つ有楽流拾穂園で始まった茶事シリーズ「茶事の愉しみ」。4月半ばに行われた第1回陽春編のことです。
 聞香一種、炭手前、本懐石が済んで、濃茶、続き薄茶になった茶事終盤。本席の床に飾られた百花の王・春牡丹に見入ってた茶客から、小さなどよめきが湧きました。雪見障子が開け放たれると、露地の蹲に、もう一輪、春牡丹が咲き誇っていました。

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 蕾が解けて咲き始めた本席、今を盛りに咲く蹲の清い水に映る牡丹。茶席内外を彩った豪華なサプライズに、茶事の愉しみがさらに増したことは言うまでもありません。

 有楽流拾穂園の「茶事の愉しみ」は、伝統の上に常に創意工夫を盛って、お茶のさらなる可能性と楽しみ方を追求してゆきます。
 5月29日の第2回五月雨編は満席です。第3回朝茶編は7月1日。こちらは定員まで余裕があります。
申し込み・詳細は、茶美会日本文化協会
メール sabiejapan2021@gmail.com
携帯  080(5138)8001